「祇園さん」の愛称で小さい頃から夏のイベントとして、地元では賑わっていた平野にある祇園神社での夏祭り。全国的にも有名な京都の祇園祭りと関係あるんやろか、何で同じ名前の祇園祭りなんやろと長い間疑問に思っていました。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)別名を牛頭天王(ごずてんのう)を祀った祇園信仰がそもそもの源流のようです。京の都で疫病が流行ったときにそれを鎮めようと、貞観11年(869年)に素戔嗚尊をお祀りするため、姫路の広峰神社から分霊を載せたお神輿の行列が出たそうな。向かったのは京都の八坂神社。そのご一行が途中に立ち寄ったのが平野の祇園神社だったとか。
そういうことなら疫病退散というのもうなづける。しっかりお参りしておこう。
ちなみに昼間の祇園さんは、こんな感じ。
江戸時代までは天王社と呼ばれていたらしいが、明治の頃からは愛称の「祇園さん」から祇園神社と呼ばれるようになったらしい。この祇園神社のすぐそばの地域は天王谷、天王町と呼ばれるのは、そういう理由だそうです。
京都に向かうお神輿が立ち寄ったと言えど、祇園信仰の一環としての由緒ある神戸の祇園祭り。「祇園さん」の愛称とともにずっと残ってほしいものです。
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ではまた次回をお楽しみに ♣️