今年、5月11日で満150歳を迎える「神戸駅」
神戸駅誕生からのヒストリーを探ってみようと思います
1874年(明治7)5月11日
神戸 ⇔ 大阪 鉄道開通により誕生した神戸駅
神戸・大阪間の当時の所用時間は、1時間10分
イギリス製レンガを使って、木造とうまく組み合わせた駅舎でした
当時は「駅」とは言わず「停車場」と言っていたようです。
そして、当時の神戸駅は今とは違う場所にありました
この地図を見れば、神戸港のすぐ横にあるのが分かります。
今の「ハーバーランド」一帯です。
明治維新直後の1868年1月1日に「兵庫港」として開港した「神戸港」は
貿易港として大変繫栄し、商業の流通の拠点として
鉄道とつながりを持つようになったようです。
<過去の関連ブログ>
鉄道桟橋は神戸桟橋とよばれていました。
船で運ばれた物資を神戸駅まで運び、乗せ換えて各地へ輸送されました。
1877年(明治10)2月5日
神戸 ⇔ 京都 全通
このころ琵琶湖を連絡船で結んで
神戸 ⇔ 敦賀の路線を開通させ、鉄道建設を進めるため 神戸駅構内にあった工場は
鉄道敷設用資材・機材の供給、調達や技術者の派遣などで活躍しました。
1889年(明治22)3月
この時、今の場所に神戸駅が作られました。
平屋から二階建てに、総レンガ造りに進化しています。
同年7月
神戸駅を終点とする東海道本線(当時はまだこの名称はなかった)開通
この時から、ずっと神戸駅は東海道本線の終点の座を守っています。
1901年(明治34)5月
山陽本線の起点駅として下関まで開通
神戸駅ホームから見えるキロポストで、確認!
東京・起点 589,340km 東海道本線
神戸・起点 0km 山陽本線
神戸駅が、
ということを知らない人も多いのでは?
この時から
神戸港で荷揚げされた多くのモノが、九州や関東へと運ばれ
東西をつなぐ鉄道の大動脈ターミナルとなりました。
神戸で日本一の総合商社「鈴木商店」も
大いに神戸駅を利用した事でしょうね
1934年(昭和9)12月5日
え~っ!
今の駅舎、戦火をくぐり90年建ち続けているのですか…
駅前のロータリーは美しく整備されていますが、建物はそのままですね。
昭和に入り、鉄道のダイヤが過密になり
開かずの踏切問題が発生し、問題解消のため市内の鉄道を高架にする工事に伴い
駅舎を新しくしたようです。
半世紀前の子どもの頃も
開かずの踏切で、長時間踏切待ちをした記憶があります。
長い長い貨物列車を見るのが好きでした。
石炭を運んでいる貨車・牛も運んでいた・カラフルなコンテナ…
何となく楽しかったのを覚えています。
たしかに、踏切待ちで人も車も渋滞していましたね。
高架にしても、あまり解消できていなかったのかしら?
その当時、父の実家(田舎)からモノが送られてくると
神戸駅で保管されていて、父が取りに行っていました。
当時は配達制度などなく、各自が駅まで取りに行くのが当たり前の時代でした。
いいね。やっぱり神戸が好き。
もっと KOBE ずっと KOBE.
ではまた次回をお楽しみに ♥
神戸駅150周年記念に、JR西日本グループは様々なイベントを企画しています
こんなヘッドマークをつけた列車も走るみたい! シールもあるみたい!