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北野さんぽ 美術館のようなシュウエケ邸

 三宮の山手、北野町のすぐ南に異人館通りと呼ばれる東西の通りがある。
その通りに仲良く並ぶ、2件の異人館

左が「旧門兆鴻邸(きゅうもんちょうこうてい)」で左が「シュウエケ邸」、ともに設計者はアレクサンダー ネルソン ハンセル(Alexander Nelson Hansell)。この近くでは「萌黄の館」(小林家住宅)、長崎の香港上海銀行や京都の同志社「ハリス理化学館」など数々の名建築が今も残っている。
※「旧門兆鴻邸」を「旧ディスレフセン邸」、「シュウエケ邸」を「旧ハンセル邸」と記述していることもあります。
この度は、右の「シュウエケ邸」を訪ねてきました。

 公開されている異人館の多くは、神戸市などが所有者から買い取っていることが多いのですが、ここシュウエケ邸は今なおシュウエケ家が所有されています。

シュウエケ家の紋章 ユニコーンは優雅さと純粋な心、ライオンは力・コミットメント・決意を表す

 この館は1896年にハンセル氏によって建てられ、しばらくはハンセル氏自身が住んでいました。(2階のベランダで撮った、娘さんの結婚式の写真が残っています。)
その後の1945年の神戸空襲を乗り越え、戦後はアメリカ兵の住居、スイス領事館、造船会社として利用され、1954年にユダヤ人貿易商のエズラ・シュウエケ氏が所有することになります。それから今日に至るまでシュウエケ家がこの館を守り続けています。


 この館のスゴイところの1つは、約130年前から現存している事や建築家ハンセル氏の様々な試み(様式の組み合わせ)が見られること。ガイドブックには「技の宝庫」とも書いてあります。
 私の感動は、美術館のような絵画の数々が手の届くところに飾られていること。
スタッフに『こんなに展示して大丈夫ですか?』と聞いてしまうほど。この館を引き継いだエズラ・シュウエケ氏の息子さんたちの意向で、近くで鑑賞できるようにしてくださっています。


現在は公開しているだけでなく、映画(ドラマ)撮影、結婚式、フォトウエディング、個展、ミニコンサート、パーティー、フォトイベントとしてレンタルすることができます。
季節がよくなって来たので、「北野さんぽ」をお楽しみください。

お庭から見るシュウエケ邸、右に旧門兆鴻邸も見えます。

シュウエケ邸
〒650-0003 神戸市中央区山本通3丁目5-17
TEL 078-221-6126
https://choueke.jp/

三宮からだと坂を上って行くので、市バス「7系統」を使うのがおすすめ。
「山本通3丁目」で下車して山の方へほんの少し歩き、右手方向の信号を渡って歩いていくと「シュウエケ邸」が見えてきます。

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ではまた次回をお楽しみに♦