■表六甲ドライブウエイを走る
石屋川沿いに六甲山を目指して車を運転します。神戸大学教育学部の横を通過して鶴甲団地を通り抜け、六甲ケーブル下駅を眼下に見ながら進みます。裏六甲や三田方面に抜ける六甲山トンネルの方向に進み、トンネルの手前を左に外れたところから表六甲ドライブウエイに入っていきます。ドライブウエイの両側には赤や黄色に色づいた木々が立ち並んでいます。11月の中旬から少しづつ色づき、11月末には最盛期を迎えている感じです。山の斜面を見ると黄葉する樹木がイロハカエデやドウダンツツジの赤色に相まって六甲山は錦絵のような多彩な色彩を描き出しています。







どんな木がこんなに綺麗に赤や黄色になるのかを調べてみました。
■楓(カエデ)の種類
漢字の「楓」は本来「フウ」と読み「槭」が「カエデ」と読まれていたそうです。平安時代にそれが混乱してそれ以来「楓」が使われているそうです。
種類の見分け方は葉の裂けている数と大きさで見分けるようです。六甲山では★印の種類が見られると思われます。(間違ってるかもしれません(汗))
★「イロハモミジ」 裂数 3~7 、大きさ約5センチ
「ヤマモミジ」裂数 7~9 、大きさは約8センチ、北海道・東北に分布
「サトウカエデ」カナダの国旗に描かれている。英名「Suger Maple」を日本語訳されている。
★「モミジバフウ」公園や街路樹に多く見られる高木。裂数5~7 、もみじの葉に似ていることから命名された。緑からオレンジ、赤、紫と変化していくため、グラデーションが楽しめる。
「トウカエデ」江戸時代に唐から幕府に送られてた。裂数3
★「イタヤカエデ」縁にギザギザがない 高木で黄色に色づく。
「ハウチワカエデ」葉の切れ込みが浅く、大きさが7~12センチ
★「コハウチワカエデ」葉が小型。緑、赤、黄のグラデーションが楽しめる。葉の切れ込みが浅い。
「ノムラモミジ」ノムラは「濃紫」。新緑が紫。秋は赤、橙、黄、緑と美しい。
また、六甲山で黄葉する樹木は「ダンコウバイ」「コナラ」「アベマキ」「シロモジ」などが多いようです。
■参考写真








■神戸市森林植物園を散策

六甲山系は明治中期までは、江戸時代から建築資材や燃料として樹木が乱伐され、大部分がはげ山でした。その後、開発とともに植林が進み現在の姿になったようです。
森林植物園は1940年(昭和15年)に「光輝ある紀元2,600年を記念すべき神戸市事業として種々熟慮の結果茲に我国に於ては未だ企画せられざる森林植物園増設を計画し、自然科学の普及の資とするは勿論併せて主要なる観光地造成せんとするものである」(原文)との計画で創設されました。
園内は、六甲山をはじめ日本の代表的な樹木や世界各地の樹木を、原産地別に約1,200種植栽しています。季節毎にイベントが企画され、秋には紅葉を中心にライトアップも実施されています。





紅葉といえば京都や丹波に出かけることが多いですが、車で30分で行ける六甲山は気軽に秋を楽しめる場所だと再認識しました。
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■人気のカフェの紹介
以前に紹介したカフェに加えて今回は2箇所を紹介します。
【THIRD PLACE ROKKO】
六甲山小学校を通り過ぎて別荘地が点在する木立の中へ入っていくとTHIRD PLACE ROKKOにたどり着きます。カフェの解説には
『一人でコーヒーを飲みながらゆっくりと読書ができる場所、仲間と食事しながらわいわいとおしゃべりできる場所、居心地のいいと感じる場所は、人それぞれ。六甲山の自然の中、ゆったりとした時間や、山ならではの遊びを楽しむ皆さんの居心地のいい場所になりたい。そんな想いをこめて”THIRD PLACE ROKKO”と名付けました。THIRD PLACE ROKKOは、食事と遊びを通して、居心地がいいと感じていただける時間・空間を提供することを目指しています。』
と書かれています。まさにこの通りの空間だと感じました。





【百合珈琲六甲山】
4月12日(土)にオープンした「百合珈琲(ユリコーヒー) 六甲山」は、1935年に別荘「紫映荘」として建築された建物をリフォームしたカフェです。
六甲ケーブル山上駅から徒歩5分ほどで行けます。6台ほど駐車場があります。11時にオープンするとすぐに満員なる人気のカフェ。実は今回で3回目の挑戦でやっと列ばずに入ることができました。
『この施設は、1935年に別荘「紫映荘」として建築された建築物です。昭和初期の建築様式である昭和モダニズムマテリアルを残した珍しい建築で、テラスからは神戸港から大阪港まで見渡せる気持ちの良い環境です。
長年弊社の保養所として活用されてきましたが、老朽化が進み近年は活用されないまま時間が経過していました。解体も止むなし、と考えていた時、神戸市の六甲山活性化推進の施策を知り、その一助となる活用ができればと考えました。可能な限り昭和の建築様式、家具、灯具を残しつつ、店舗として活用できるようリフォームしました。百合珈琲 六甲山様のカフェ運営のもと、四季を問わず、老若男女問わず、観光客や六甲山を楽しむ方にも昭和モダニズムを感じて頂きながらリラックスできる空間となればと願っています。』施設所有者、太陽鉱工株式会社より
当時使用されていた家具や灯具は”昭和レトロ”な雰囲気で、さらに洗練された店内デザインも加わり、心地の良い空間になっています。時間を忘れてこのままずっと居ていたいと感じました。








いいね。やっぱり神戸が好き。
もっとKOBE ずっとKOBE
ではまた次回をお楽しみに♠️


























































































































































































































































