もっと KOBE ずっと KOBE

神戸の人、自然、景観、ファッション、食べ物、文化、便利さ、生活、全部好き!

六甲山でアート散歩

六甲ミーツ・アート2023が開催されています(8/26-11/23)。2010年より毎年開催されているようですが、今回初めて行って来ました。現代アート現代社会の批判性など意味や解釈が難しく、六甲山とどんな関わりがあるのかなど興味深々で鑑賞しました。

ガーデンテラスから大阪湾一望

山頂付近のガーデンテラスからは大阪湾が一望出来て、気分が晴れ晴れするような場所です。この作品と同じように大阪湾に向けて両手を広げて深呼吸したくなる気分です。

 

六甲高山植物園は木々に囲まれてたくさんの草花が植えられています。朝ドラで話題の牧野富太郎が愛した小さな草花もあちこちにさり気なく咲いており、牧野富太郎が草花に話しかける気持ちが分かるような気がします。心が癒されます。

六甲高山植物

すぐ隣のROKKO森の音ミュージアムでは100年以上前にヨーロッパで活躍した大型の自動演奏楽器による迫力のある演奏を楽しめます。建物の外に出ると散策路が整備されて木々の中を気持ちよく散策できました。下界より5度近く気温が低く、非常に快適で木陰でそよ風を感じていると、いつまでもその場に居たくなります。これこそウェルビーイングを感じる空間です。森のカフェでのソフトクリームがめちゃくちゃ美味しかった!

ROKKO森の音ミュージアム散策路

こんな自然の中でアート作品が展示されているのですが、全く違和感がなく、むしろ風景にアクセントをつけて木々や空の見え方が変わる感じがします。私たちをより楽しませてくれます。例えば、鏡や水袋は森の別の見え方を教えてくれて、気持ちを膨らませてくれます。また、人物を模ったような造形物は、木々に囲まれた空間で友人に出会ったような感覚にしてくれます。また、ユーモアたっぷりで思わず笑ってします造形もありました。

森をくり抜いた鏡に映った森      水袋の通して見える空
  人物らしい造形          小便小僧を逆さまにして池に放水

森の音ミュージアムのホールから外に出ると、はすの池があり、そこにもドーム状の作品がありました。思わず入りたくなります。中にはドジョウが泳ぎ回る水槽があり面白い。

池の真ん中にドーム         ドーム中には水槽

今から100年前の英国の地に、理想郷を生み出す試みが沸き起こったそうです。経済学者エベネイザー・ハワードの理念の下に作られたこの町は、ガーデン・シティと呼ばれています。この試みは産業革命による工業化がもたらした負の遺産、すなわち労働者階級の人々の劣悪な住環境に対する救済処置でもあったようです。

1867年に神戸港が開港して外国人居留地が設けられ多くの欧米人が移住しました。六甲山はその人達により1895年にはレクリエーションの場としての利用が始まり、多くの山荘が建てられ、1901年にはゴルフ場も開拓されました。

イギリスのガーデン・シティとは違いますが、六甲山のある神戸市はある意味でガーデン・シティーだと思います。便利な都会から30分もあれば自然いっぱいの六甲山に行け、リフレッシュできるのです。

 

いいね。やっぱり神戸が好き。

もっとKOBE ずっとKOBE

ではまた次回をお楽しみに♠️