日没直後ぐらいの夕方の西の空に、ひときわ明るく輝く「宵の明星」金星。この金星が KOBE の名前を世界に知らしめたという証が残っているところがある。諏訪山公園にある「金星台」という展望台がその証だ。
時は 1874年 (明治7年) 12月。太陽と金星と地球が一直線に並ぶ。つまりは、地球から見て太陽の前を金星が通過する状況。フランスから観測隊が神戸にやってきて、この展望台で観測を行った。この観測によって、金星と地球、太陽と地球の距離が正確に知ることができたそうな。
きっと世界のあちこちで観測はやったのだろうと思うが、神戸の金星台での観測が良かったんだろうね。ということで、天文学関係者の間で KOBE は一躍有名になった。この展望台も「金星台」と名付けられた。ちょうど神戸港を開港した直後ぐらいやからタイミングも良かったんやね。
この金星台には、他にも色々な歴史が記されている。
金星台の少し上の方にある「ヴィーナスブリッジ」という名の由来もこれで納得。
ちなみにこの「金星台」は、昨年「日本天文遺産」に認定された。
神戸から眺める宵の明星。また格別なり。
いいね。やっぱり神戸が好き。
もっと KOBE ずっと KOBE
ではまた次回をお楽しみに。